2024/4/19
デシはいらない…


皆さまお久しぶりです。
国立・日野豊田道場の小沢です。

今年に入って国分寺道場でも総合格闘技のクラスが始まりましたが、技術が分かってくると試合を見てもより楽しめるようになると思うので、ぜひいろいろ楽しんでいただきたいと思います。


さて、MMAに限らず何のスポーツでもそうですが、選手やチームによっていろいろなスタイルがあり、果たしてどのスタイルがベストというか最適解なのか、というのはなかなか興味深いところであります。
中でもMMAは特に出来ることが多いので、スタイルの幅が大きいように感じます。

そんな中で個人的な信念、というか願望というか、私としては運動能力の高いストライカーがベストであって欲しいという思いがあります。


私が1番興味を持って見ているバンタム級(61.2kg)は、まさにその運動能力の高いストライカーが君臨している階級でして、2年ぐらい前の試合ですがお気に入りの試合を…

現UFCバンタム級チャンピオンのトップストライカー、ショーン・オマリーと、元チャンピオンのピョートル・ヤンの一戦です。


https://youtu.be/BVztNzi5zNw?si=ymSMN3eRVopGbTOm

この試合、正直私はピョートル・ヤンの勝ちだと今でも思いますが、人気先行で実力がやや未知数だったオマリーが覚醒した試合と言っていいと思います。
ヤンも言ってみれば運動能力高い系ストライカーなんですが、彼の場合ストライカーにしてはレスリング能力が異様に高いので、単純にストライカー呼ばわりできない部分があります。



続いてこちら、ONEchampionshipの現バンタム級チャンピオンのファブリシオ・アンドラージと、元チャンピオンのジョン・リネカーの1戦目の試合です。
リングでやった2戦目もあるんですが、決着こそ微妙ですが試合自体はこちらの方が好きです。


https://youtu.be/vib7P3kH_U0?si=XmY8uXC7bo4rS7sv

アンドラージもストライカーとしての能力は非常に高く、トータルで見ればオマリーとは結構差があると思いますが、打撃では近いレベルだと思います。
ちなみにピョートル・ヤンとアンドラージは2人ともタイにあるタイガームエタイジムを拠点に活動しているので、そこの交わりの有無もなかなか興味深いです。


ストライカーが最適解であって欲しい、と言いつつも、一般的にはストライカーはレスリング強者が天敵みたいなところがありまして、オマリーもクレイジーなレスラーのメラブ・ドヴァリシビリとの対戦を明らかに嫌がっているフシがあります。
というかメラブとは誰もやりたくないとは思いますが…

代わりに彼が対戦を希望しているのがこちら、現UFCフェザー級(65.8kg)チャンピオン、イリア・トプリアです。


https://youtu.be/sdo6F_QCvRM?si=MZPFwsTFPvDWNqqx

トプリアはMMA界のパウンドフォーパウンド、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーを倒してチャンピオンになったのですが、正直あの試合はヴォルカノフスキー側の問題に見えたというか、そもそもわりとアクションの少ない試合をするので、強さが私にはイマイチよく分からない選手でした。
が、この練習動画を見るとデカいし強いし日本人の届く相手ではない感じです。
オマリーもやらない方が良いと思います。


…と、なんかいろいろ語ってきましたが、実はここからが本題でして、バンタム級とかフェザー級とかがなんであんな変なリミット体重なのか、という話なんですが、ご存知の方も多いでしょうが、キログラムではなくポンドで制定されているため、61.2とか65.8とかいった数字になっています。
135ポンドと145ポンドですね。


例えば英語が、あるいは中国語もかもしれませんが、事実上の世界共通言語みたいな感じであってもそれはまあそうだろうと思います。

米ドルが世界の基軸通貨であることも、然るべき、と思います。

しかし度量衡(どりょうこう)というんですかね、単位系に関しては、メートル・グラム法が世界基準だと思うので、アメリカの人もいい加減ヤード・ポンド法をゴリ押しするのはやめていただきたい、とつねづね私は思うのです。
まあここで主張しても何の意味もありませんが…


あと、さらにそういう度量衡の話なんですが…

学校で習ったことなんて、社会に出たら全然使わないし役に立たないから必要ないよ、みたいな考え方があります。

その点に関しては私はわりとそうでもないと思っているというか、いわゆる教養という意味で、たいていのことは知らないよりは知っていた方が良いと思っています。
学生諸君から必要ないという声をよく聞く古文・漢文にしても、昔の日本や中国の人の考え方とかに触れる機会としてはなかなか良いぞ、と思っています。

しかし…
小学校で習う「デシリットル」という単位、これは本当に必要ない気がしてなりません。
デシリットルなんて授業で習った時以外ホントに一度も使っていないし、これからも使わない自信があります。
どこにもつながっていない、行き止まりの道みたいな感じです。


などと言ってしまいましたが、私の知らないどこかの業界ではデシリットルすごい使うよ、みたいなこともあるかもしれないので、その場合はごめんなさいというしかありません。



ここからはさらに余談なんですが、こういう公の場向けの文章を書く場合、誰かにすごい迷惑をかけるような間違いがあっては困るので、一応事前にネットで下調べをします。
なので、先ほどのデシリットルの件も、実は種苗業界や医療の世界では使います、ということは知ってはいます。
すっとぼけてはみましたが…


で、そうやってネットで調べていると、検索エンジンのデータを元にAIが私向けに何かいろいろ薦めてくるわけです。

ある時YouTubeでAIが私に薦めてきたのがこれです。


https://youtu.be/aVevvvvNYhM?si=qIyOaF3SCyd7ix6m

なんか、モンゴルメタルというんでしょうか…
メタルはもともと結構好きなんですが、モンゴル要素がどこから来たのかは不明です。
馬頭琴とか使っていてモンゴルっぽくて、個人的には悪くないです。

で、それを聞いた後にさらに薦めてきたのがこれです。


https://youtu.be/QXHx7eDnmdk?si=CvUYqlGsWPczAipV

これは…アステカメタルとでもいうんでしょうか。
テノチティトランというのは古代アステカ帝国の首都、30年以上前に世界史で習ったような気がします。
見た目はアステカ感がありますが、音自体はわりと普通のメタルな感じです。

AIはわれわれ人類をどこへ導いていくのか…

また次回お会いしましょう!