2020/12/28
2020年を振り返って
川嵜です
今年も残すところ、あと僅かとなりました。
2020年は、コロナコロナの1年となり、今は第3波と言われ、多くの人々の感染が日々報告され、医師や看護師など医療従事者の皆様は、最前線で未知のウィルスに立ち向かっています。
自ら、そして家族への感染リスクを伴う中で、献身的に頑張って下さる医療従事者の方々に感謝を忘れてはいけません。
本来はオリンピックイヤーとして世界中から人と注目が集まり、東京は活気に溢れていたはずです。
2000年のシドニーオリンピックを小沢先生と現地で観戦し、目の前で篠原選手が疑惑の判定で敗れた柔道や、バスケットのアメリカドリームチームの神業等々…その雰囲気や感動を今年は、ここ東京で味わえるのだと楽しみにしていました。
多くの感動を胸にモチベーションを高くして、物事に取り組んでいた事でしょう。
個人的に振り返ると、決して悪い年ではありませんでした。
コロナが広がる前に、私の家族と佐藤七海ちゃん凜ちゃん姉妹とハワイ旅行に行きました。
これは2018年の女子世界ウエイト制で優勝・準優勝のご褒美旅行として約束していたものを良いタイミングで実現できました。
2月には江口師範の六段昇段祝いと2019年の試合で活躍した選手の祝勝慰労会を盛大に行うことが出来ました。
コロナで全国の小中高が休校にはいると、道場で臨時学童を開き、稽古はオンラインに切り替え、全道場生の世帯にマスクを送付し、選手が力を合わせて道場生向けに専用ページで動画を紹介し、メッセージを発信し続けました。
その都度、道場生や保護者の方から、お礼や労い励ましのお手紙やメッセージ、差し入れを頂き、改めて我々の役割を感じることが出来ました。
道場の設備もここぞとばかりにバージョンアップし、道場が再開することを楽しみにしながら準備を進めていました。
緊急事態宣言があけてから、幼・少年はじめ多くの仲間が増えあっという間に活気が戻りました。
11月には極真祭と男女全日本大会が行われました。
選手はコロナ禍でも出来る稽古を継続しながら、いつでも戦える心身を整え準備していました。
どの選手もこの状況で、試合に挑戦すること自体がすでに勝者でしたが、中でも佐藤七海ちゃんが、無差別の全日本女子で見事に優勝した事は結果以上に意味のある、素晴らしいものでした。
コロナという得体のしれないものに振り回されたような1年でしたが、大げさに言うと、それぞれが生き方を試されたような1年だったといえます。
改めて人との繋がりの大切さを感じられた1年でもあり、前回の投稿でかいた『禍(わざわい)転じて福となす』年になりました。
今年は制限が多く、支部内で道場間の交流が、ほとんどありませんでしたが、皆様にとってどのような2020年だったでしょうか。
2021年も引き続きコロナの影響が大きい年となりそうですが、希望をもってより良い一年にしていきましょう!
本年も大変お世話になりました。
どうぞ、よいお年をお迎えください。