2018/5/21
「お昼寝は幸せ!」
江口美幸です。
最近、私の毎日に「お昼寝」が欠かせなくなってきました。
以前から、疲れている時はなるべくお昼寝をするようにしていたのですが、もう今の私は、一日の内のどこかで15分くらいのお昼寝をしないと、夜に入った頃には、眠い眠い。頭がぼんやりしてしまって、困ります。横になった瞬間に落っこちるように眠り、15分後にぱっと起きると、頭も身体もすっきりします。
職場と家が近いので、毎日、職場と家を頻繁に往復しながら、仕事して練習して家事をして、をクルクルと繰り返しています。私の毎日の生活圏は、動物園の中の動物くらい狭いです。
今までは、その家に帰ったときに、素早くお昼寝をしていました。そして、15分後に携帯のアラームで起きて、パタパタと出て行く、そんな生活でしたが、そんなある日、事務局に、いきなり、アマゾンからマットレスが届きました。
そう、お布団の下にひく、あのマットレス。大きな物が急に届いたから、受け取る時はびっくりしました。
でも私、これをネットで買って、送り先をここにしたであろう人には、とても心当たりがありました。
金原先生に電話しました。
「あのー先生、今、アマゾンから…」と言いかけると「あっ、マットレス届いた?!それ俺が買ったの。置いといて!俺、やっぱり固いところじゃ眠れないからさー」
先生は週一で私達夫婦の身体を診てくれていますが、練習が終わってお昼ご飯を食べた後、45分程のお昼寝を挟んで、治療をしてくれます。
以前、先生に「何か下にひくものと、上にかけるタオルケットみたいなのが欲しい。昼寝したいから」と言われたので、家に余っていたタオルケットや毛布をできるだけ持ってきて、事務局の中に先生のお昼寝場所を作りました。
でも先生にとっては、床が硬くて寝心地がよくなかったようで「俺、普段ベッドだからな…。美幸さんは、あれで平気なの?」とよく言っていました。
私は、それまで家に帰れない時はよく職場の床でぐーぐー寝ていたくらいだったので「はい」と答えていたのですが、あれは、おい、柔らかい布団にしてくれよ!ってことを言いたかったのですね。気がつかなくてすみませんでした(汗)
で、私が鈍かった為に、先生は仕方なく、自分でマットレスを買ったのでした。
マットレスの上にタオルケットをひいて、先生はしばらくは満足気な様子で寝ていましたが、マットレスだけでは物足りなかったらしく「うーん、まだ、今いちだな…」と呟いて、ある日、先生は自宅から、立派な敷布団と掛け布団を、真空パックの袋に詰めて、運んで来ました。開けて空気を入れると、みるみる膨らみ、ふかふかのお布団セットが現れました。
マットレス、ふかふかの敷布団、ふかふかの掛け布団、シーツ、タオルケット2枚。私は茫然としてしまいました。これはもう仮眠用ではなく、立派なガッツリ睡眠用です。
お、置き場所が…。ちょっと邪魔かも…とチラリと思ってしまった私の思考を読んだのか、先生が「俺がいない時は、美幸さんが使っていいからね」と言いました。
えっ、本当に?あらま…嬉しい!
そうなると、それは全く邪魔ではなくなりました。次の日、私は早速、そのお布団で寝てみました。うわぁ、ふかふか!すごい気持ちいい!
毎晩、私が寝ている布団よりもふかふかなんです。ああ、布団って、こんなに気持ちいいものだったのね、幸せ…と思った瞬間に私は眠りに落ち、1時間以上爆睡しておりました。
私は感動してしまいました。こんなに私のお昼寝タイムが、一気に充実したものになるなんて、考えもしませんでした。
しかし先生、週一、45分間の睡眠の為だけに立派なお布団セットを揃えるとは、さすがプロアスリート。身体のことには気を使うのですね。
それから暇さえあれば私は事務局の床に布団をひいて寝ているのですが、たまに、職員が普通に入って来て、私がガッツリ布団をひいて寝ているので「わっ」と驚き、「あっ、失礼しました!」と大声で言って「サポーター取ってもいいでしょうか?」と訊いてきます。
もうそれは全然失礼していないので、勝手に入って、書類とか道着だとかをそっと持って行って下さい。私の幸せの邪魔をしないで!
ということで、私には一日の内に、確実な幸せな時間が手に入ったのでした。金原先生に感謝、感謝です。ちゃんと定期的に干しておきます!