2018/1/24
白い悪魔



お久しぶりです。 国立・日野豊田担当、小沢です。

先日首都圏では、4年ぶりの大雪に見舞われましたが、皆さま大丈夫だったでしょうか?

4年前には自分の中に少しはあった雪ではしゃぐ気持ちが、今回は全く無く、歳をとったと言うかなんと言うか、雪国の人は本当に大変だなと思いました。

また、事故防止の意味もあるのでしょうが、電車の本数を減らして運行していることが、混乱に拍車をかけているような部分もあり、有事の対応の難しさを考えさせられました。


それはさておき…前回ふれたロマチェンコ×リゴンドーのスーパーファイトですが、
https://youtu.be/pdzAPWmaubw

終わってみれば予想以上に現時点での力に差があり、ロマチェンコの圧勝、あそこまで何もできないリゴンドーの姿を見るとは思っていませんでした…

いわゆるエキサイティングな試合では全然ありませんでしたが、お互いの目の前から消えるような回り込みに対する反応の鋭さなど、凄いものを見せてもらってワタシとしては満足でした。

この先ロマチェンコがどうしていくのか、恐らくテレンス・クロフォード戦とかを目指していく方向性になるんだと思いますが、とりあえずワタシの中ではロマチェンコがNO.1で何も文句無いです。


ロマチェンコは最先端のスタイルということで、多くの人が研究・分析を進めていると思うのですが、次はロマチェンコと現UFCバンタム級世界チャンピオン T.J.ディラショーのボクシングスパーリングの動画です。
https://youtu.be/mxbRy_PO0vU

青と黄色のウクライナカラー????のグローブがロマチェンコです。
ディラショーもスイッチ&アングルチェンジを多用する最先端の打撃スタイルなんですが、右を一発当ててるぐらいで、さすがに歯が立たないかんじです。
あと、試合体重はディラショーの方が重いはずなんですが、ロマチェンコが意外にデカいです。


続いては、去年の年末、k-1 の2階級チャンピオン 武尊 選手がそのディラショーのジムに出稽古に行き、その様子をabemaTVの番組で放送していたのですが、その番組からの抜粋の動画だと思います。

ディラショーのジムのコーチはドウェイン・ラドウィックさんという、キックボクシングベースのMMAファイターだった人で、第1回のk-1maxで魔裟斗選手とやったり、確かUFCで須藤元気選手とやったりしてました。
https://youtu.be/vIRi4REnEbA


この人です。
ちなみに動画のアルファメールというジム名は、ちょっと皮肉な間違いです…

ラドウィックジムのスタイルは、オランダキックっぽい2人組での打ち込みドリル練習を沢山やるかんじのようです。
https://youtu.be/noEptr_BMN0


これはややスパーリングに近づけたドリル練習っぽいです。
https://youtu.be/n_ny1Spa5oY

動き的には、スイッチを多用し、スイッチの動きに必ずアングルチェンジと打撃を組み込むかんじで、元々は恐らく元UFCバンタム級世界チャンピオン ドミニク・クルーズのスタイルを研究して作りあげたのだと思うのですが、クルーズスタイルがなんと言うかかなり変態的で他人が真似しづらいものであったのに対し、一般性のあるスタイルを構築していてとても興味深いです。

これはもう少しスパーリングよりのかんじです。
https://youtu.be/xxBgoyNwpmI

武尊選手はわりと典型的な日本式ボクシングキックみたいなスタイルなので、いわゆる北米スタイルとの動きや体の使い方の違いが顕著で、非常に面白いです。


最後はすぐ消えてしまうかもしれませんが、北米スタイルのサンプルということで、UFCバンタム級タイトルマッチ、難攻不落と思われたドミニク・クルーズを、コーディ・ガーブランドが普通にボコって陥落させた試合。個人的には衝撃的でした…
https://youtu.be/UJm8-SLjDkM

同じくそのガーブランドを倒してディラショーがタイトルを取った試合です。
https://youtu.be/OkSCsZyPpDE

…なんかかなりマニアックで誰が読むんだこれ?と、思わなくもないですが、ワタシ的にはこういう話はとても楽しいです。

それではまた!