2016/11/24
研究テーマは打撃?
押忍、八王子みなみ野道場戸谷です。
つい先日まで暑い暑いと言っていたら、突然の冷え込み&降雪。今年は春と秋に比べて夏と冬の存在感が大きいですね。
極端な気温の変化で体調を崩されている方も多いと思います。インフルエンザの流行も例年より1月以上早いようです。道場生全員、頑張るべきところと休むべきところをわきまえて稽古に励みたいですね。
さて、UAEから日本の東京工科大学に留学している八王子みなみ野道場生のハムダンさんが、大学内で最近とても面白い研究をしています。
なんとパンチの反射速度、重量、インパクトの性質などを分析する装置をつくっているそうです。ゲームセンターのパンチングゲームのように重量のみを計測するのではなく、実戦性のある打撃はどのようなものかを研究するのだとか。
これで、何も格闘技をやったことのない人のパンチ、空手初級者のパンチ、黒帯クラスのパンチを計測して分析・カテゴライズしていくようです。
理系の研究の面白さの一つに、日常生活や普段意識せずにやっていることを具体的に数値化して誰にでも分かる形で目に見えるものにする、というのがあると思うのですが、これはまさにそうですね。
テーマとして空手(打撃格闘技)を取り上げてくれたのは自分もとても嬉しいです。
しかし、これでこちらの能力がそれはもうわかりやすくが測られてしまうのも怖いものがあります。
「重量はあるけど押してばかりでインパクトはない」とか、「反射重視にすると威力がなくなる」とか、そういうことも判ってしまうそうなので、果たして黒帯クラスとして良いサンプルなのか、まさに機械的に測られてしまうわけです。
もう少し研究が進んだら自分もサンプルとして協力したいです。
他にもやってくれそうな人がいたら声を掛けますのでその際はよろしくお願いいたします!