2015/3/4
「タイ語奮闘記」



江口美幸です。サワディーカッ。
2年程前からタイ語を勉強してます。そしてなるべく上達するよう、ソンラム先生にできるだけタイ語で話し掛けるようにしています。

思うんですが、語学って、失敗とか恥ずかしさとかと一セットなんです。新しい言葉を話すって事は、恥ずかしい思いをするってことなんです。

初めてタイ語を話した時、それが男性語だって知らずに話してしまいました。「俺は…なんだぜ」って感じです。その時はシアン先生でしたが、笑いをこらえるのに苦労しただろうなあ。

ソンラム先生にも、しょっちゅう発音を直されてます。発音を直すってよっぽどのことがないとしないと思うので、その時って、すごい変な響きなんでしょうね。

あんまり暑い時に、頭が混乱して「先生、寒いですね、本当に寒いですね」と言ってしまった時もあるし、私が質問したタイ語があまりに目茶苦茶で、先生が脳みそフル回転させて考え、「きっとこれを聞いたのだろう」ということを勘で答えてくれて、全く関係ない話が始まったり、まあそんな事はしょっちゅうです。

タイ語は、文法はさほど難しくないと思いますが、難しいのは、先ほど言った発音と、後は、とにかく、タイ文字です!
それも上達させるべく、私は、友達にメールを出す時に、タイ語を混ぜるようにしました。サワディー(こんにちは)からはじまって、美味しいとか嬉しいとか、タイ語に切り替えて使っています。

タイ文字は、メールにすると、省略文字っていうのかな?また違う文字に変わり、それに慣れないと読めません。
もう、タイの人は、あまりそういうこと、しないで欲しい…。

しかし、単語をタイ文字で一生懸命打って、数多くの友達に迷惑を掛け続けた成果が、先日、出たのでした。
携帯を見てみると、メールが来ていて、開くと…わっ!タイ語!ソンラム先生だ!

一瞬怯みましたが「え、えーと…今日、背中が…とても、痛い…」お、おお!読めた!読めたぞー!
やったー!…っじゃない、えっ?
「あなた大変、ソンラム先生が怪我したって」「えーっ」
読めたことに歓喜して、思わずガッツポーズを決めてしまうところでした。全然喜ぶ内容じゃなかった。いけないいけない。

その時は結局、先生はぎっくり腰でした…。私の信頼している鍼の先生、酒井先生を呼んだのですが、酒井先生の使う鍼が長くて太くて痛くて、ソンラム先生には恐怖以外の何物でもないみたいです。
酒井先生自身も、真冬に半袖で来る人間なので、タイ人の先生から見たら、もう意味が分からない。存在が怖い。モンスターみたいなものです。

ソンラム先生は、左手の肘一つで4秒くらいで人が殺せるんじゃないかと常々思ってるんですが、その先生が、酒井先生が姿を現した瞬間、(来た!)という怯えた目つきをするのがなかなかに笑いを誘います。

でもこの出来事をきっかけにしてまた、もっとタイ文字を練習しようと私は燃えてます。
4秒で人が殺せるもう一人の先生、金原先生はタイ語が喋れますが、「いや文字は読めないですよ!あの蛇みたいな字、読もうとも思わなかった!読めるんですか?すごいな!」と言われた時はとても嬉しくて、調子に乗ってしまいました。
すごい人にすごいと言われちゃった!ふふ〜ん。よーし、これからも頑張ります。

でもね皆さん、私はタイ語を上達させたいので先生にタイ語で話し掛けますが、皆さんは是非とも、先生に日本語でたくさん話し掛けて下さい。
先生は日本語をちゃんと勉強していますし、優しい日本語でゆっくりはっきり言えば、かなり通じます。
まあ、先生のベースはタイ語ですから「英語」を混ぜるのはどうかと思うんですが、とにかく話してあげてください。先生はかなり人見知りだと思います。私が今まで知り合った外国人の中で一番静かです。
だからきっと、自分から話し掛ける事は、性格上、苦手なんです。日本語ができないのではないんですよ。親しみ易く話し掛けた方が、先生も嬉しいはずです。
ではまた!チョークディーナ!