2014/9/16
有名人とすれ違う
国分寺道場の江口です。
ランニングをしているとかなりの頻度で知り合いの方とすれ違います。
道場生やその父兄の方、近所の方が殆んどですが時々全国的に有名な人とすれ違うことがあります。
少し前ですがいつもの公園に着くとなにやら撮影をしている様子でカメラをもった人やマイクをもった人がたくさんいました。
私は横目に走り続けましたがどうやら撮影には私が邪魔なようでした。
『なんか悪いな』と思いながらも10周走りましたが9周目の時スタッフらしき人に『あと一周で終るから』と声をかけたら申し訳なさそうに会釈されました。
で、大勢の人の中をみたら普段テレビを見ない私でさえ知っている俳優さんがいたのです。
迷惑がかかるといけないので実名は出しませんが数年前に、拾ったノートに名前と日付、死因を書くと書かれた人がその通りに死んでしまうという、林檎の好きな死神なんかも出てくる漫画が原作の映画に出てた人でした。
しかしただすれ違っただけなので別に何の展開もありませんでした。
結構な頻度ですれ違う超有名人がいます。これも迷惑がかかるといけないので実名は出しませんが格闘技漫画の金字塔を打ち立てた、戸谷先生(新婚ホヤホヤ)も熱狂しているアノ漫画の作者の先生です。
以前偶然お会いした時にご挨拶させていただいたのですがそれ以来すれ違う度に笑顔で『押忍!』と気さくに挨拶して下さいます。
先生も同じ公園でトレーニングされているので時々お会いするのですがあれだけ多忙な方なのに自己鍛練を怠らないのはスゴいと感心させていただいております。
先生は格闘技漫画を描かれながら色々な格闘技を修練されているようで国分寺道場生でボクシング経験者のOHさんが以前一緒のボクシングジムで練習していたそうです。
実際にご自身で格闘技を修練されているのでその作品もかなりリアリティーのあるものだと思い戸谷先生(新婚ホヤホヤ)に色々聞いてみたところ……
素手で薄笑いを浮かべながらライオンや北極グマをヒネリ殺し、同じく素手で重火器を装備した軍隊を壊滅させ、挙げ句のはてには世界一の軍事大国アメリカが恐れをなして『あなた様には逆らいません』と友好条約を結んじゃう、『地上最強の生物』と呼ばれる格闘家(主人公のパパ)や、やっつけた相手の手足を食べちゃう食いしん坊の原始人、クローン技術と降霊術で蘇った大昔の剣豪なんかが出てきてひたすら闘いまくるという……凄すぎる話です。
でもそういう奴等と闘うメインキャラにはどう見ても大山総裁や合気道の塩田剛三先生、アントニオ猪木さんにしか見えない人達が他にも多数登場します。
その辺はリアルって言えばリアルです。物語のスケールがあまりにも大きいのですが熱狂的ファンの戸谷先生(新婚ホヤホヤ)によると『ファンにはそこがたまらない』そうです。
最後に一番たくさんすれ違う(って言うかしょっちゅう会う)超有名人がもう一人います。これも迷惑がかかるといけないので実名は出しませんが全国に大勢のファンをもつ小説家の先生で私も熱狂的ファンの一人ですが私以上に熱狂している人にアジロ二段やスガイズムさんなんかがいる(恐らく国分寺道場だけでも相当数のファンがいることは間違いない)アノ先生です。
『Kの流儀フルコンタクトゲーム』『牙の領域』『ルシフェル14歳』『ハイブリットアーマー』『クラムボン殺し』『一角獣伝説』等アクション、SF、恋愛物語、ホラー何でも書けて全てがずば抜けて面白い、一種の天才なのだと思います。
どの作品も読了後『こんな面白い小説読んだこと無い!!』『もう他の作家の小説は読めないな』と思わせる物ばかりだ。
そんなスゴい小説家なのに物腰は低くまさに『穣ほど頭の垂れる稲穂かな』を地でいくような方なのだ。
一度西友で買い物中の先生を見かけたことがある。周りの女性買い物客達が声を潜めながら『ネェあの人小説家の○○先生じゃない?』『ウッソー本物だ?』などと話し
ながら遠巻きに見ていたので『小説家の○○先生ですよね?握手してください』と声をかけたら恥ずかしそうに『違います』と言ってその場を去ってしまった事があった。
後になって『プライベートで買い物中だったのにソッとしておくべきだった』と猛省し自己嫌悪に陥ったことがありました。
この先生も同じ公園でランニングされているようで頻繁にお会いするというかすれ違う事があるのだ。
前述の漫画家の先生といい一流の創作家は自己鍛練、健康管理を怠らないものなのだと感じ入った次第でした。
追記
私の周りの人は皆この先生のファンだと思っていたらただ一人『もうひとつの一人言』担当のU村さんはこの先生を認めていない様子で、理由を聞いてみたところ『どんなストーリーでどんな展開か手に取るように読めてしまうんですよ』となんか上から目線で言っていた。私など全作品の大どんでん返しに度肝を抜かれっぱなしなのだがそんなスゴい展開を手に取るように読めてしまうとは案外天才とは身近にいるものなのかもしれない。