2012/8/24
ニュージーランド合宿



川嵜です。

前回お伝えしました、ニュージーランド合宿を8/8〜8/15の日程で行いました。

江口師範を始め、私、本多先生、山本先生、中島君、そして国立道場、多摩センター道場、横浜東支部から子供たちが参加し、とても充実した時間を過ごす事が出来ました。

現地では参加した子供たちがホームステイを体験し、学校で授業を受ける機会もありました。
英語が話せない事に不安そうな様子でしたが、到着してしばらくすると現地の子供達とボールなどで戯れる姿が見られ、また日が経つにつれ家族の中に溶け込んでいきました。

11日(土)にはニュージーランド大会が行われ、少年から壮年まで180名を超える選手が集まり、熱くパワフルな試合が繰り広げられました。
日本から参加の子供達が何れも型・組手で優勝・入賞を果たし、メダルやトロフィーと一緒に、ニュージーランド大会での実績をを持ち帰る事が出来ました。

型・組手の試合以外でも、空手ゲーム(ポイントスパーリング・ジャンプキック・相撲・試割り)があり、試合の緊張感とは違い子供たちの楽しく競い合う姿が印象的でした。

会場はラグビーの試合等が行われる大きなスタジアム内のホールで行われ、地元テレビ局の取材が入りカメラが数台設置されるなど、大変注目を集める大会でした。

大勢の観客が集まり場内は終始とても賑やかでしたが、江口師範の型の演武『五十四歩』が行われた際は、会場がシーンと静まり返り厳粛なムードが漂いました。

往年の名選手、ギャリーオニール選手のワンマッチも行われ、物凄い盛り上がりでした。
日本の子供達も、間近でギャリー選手の動きを見て興奮していました。

合宿中に稽古は3回行われ、いずれも江口師範が指導をされました。
型の稽古、正しい体の使い方、試合でのテクニック等、毎回現地道場生に加えオーストラリアからの参加者を交え大盛況でした。

外国の人たちは、帯の色や段位よりもその人の本当の実力を見極めようとします。
なので外国での指導はその人の実力を証明する一つの場面だと思います。

私は江口師範の海外での指導に何度か立ち会っていますが、毎回、稽古が進んでいくにつれ、参加者がどんどん引き込まれていきます。

説明しながら動いて見せ、実際に参加者を相手取り納得させていきます。
今回も江口師範の言葉に耳を傾け、動きをじっと見つめ、そして頷いている人達が何人もいました。
空手以外では、博物館見学やゴーカートに乗ったり、船で釣りに出かけ大きな魚をたくさん釣るなどしました。

1週間という短い時間でしたが、一つ一つ思い返せば、盛りだくさんのとても内容の濃い時を過ごす事が出来ました。

過去に深い交流を重ねてきた先に今回の合宿が実現しました。そしてまた今回合宿を行った事で、多くの人たちと新たな出会いがあり繋がりを持つ事が出来ました。

個人でも、道場、支部としてもこの繋がりを大切にし、これから先に活かし発展させていく事が大切です。

今後も空手を通し、こうした人生に種をまくような取組を続けて行きたいと思います。

江口師範を始め、同行、参加してくれた皆さんありがとうございました。