2012/2/6
第8回日本加圧トレーニング学会総会
ごぶさたしました。国分寺の江口です。
先日東京大学安田講堂で開催された第8回日本加圧トレーニング学会総会に参加してきました。
この総会は凄く勉強になるので毎回出席させていただいています。加圧トレーニング指導者のスキルアップには必要不可欠だと思います。
講演内容は『KAATSU・GLOBALVIEW』『医療における加圧の安全性について』『最近の研究』『アンチエイジング』等々、特別講演として『考えるだけで機械を動かす次世代ヒューマン・インターフェース』『運動と脳の活性化』『ミトコンドリアと健康・老化』等々興味深いものばかりでした。頭突き以外の頭の使い方があまり得意でない私ですが理解困難な所は家内や(私の頭脳よりは多少上出来)横浜北支部長の今西師範(加圧トレーニング統括指導者!)に質問して教えてもらいなんとか吸収しようと悪戦苦闘しました。
そのかいあってかかなり有意義な時間を過ごせました。(ちなみに一緒に出席していた木村美代子初段はどれくらい理解してたのかきき忘れた…)。空手にも役に立つことが沢山あったのでこれからの稽古に活かしていきますので道場生の皆さんは乞う御期待です。
しかしこの総会で一番心に残ったのは学術的な事ではなく閉会のときに学会長であられる佐藤義昭先生が言われた言葉でした。
佐藤義昭先生といえば加圧トレーニング発明者であり加圧国際大学学長でありWHO医師であり医学博士であり中国吉林大学客員教授であり…というかその御略歴を全部書いてたらこのコーナー終わらないくらいの凄い先生で私の最も尊敬する人物のお一人です。
アメリカ、ロシア、スリランカ、中国等々まさに『世界を股にかける男』なのだ。しかもこれだけ御多忙を極めるなか御自身もボディービルダーとして毎日の加圧トレーニングを欠かさないのだ。服の上からでもその鍛え抜いた身体は隠せない。そんな佐藤先生が言われたのは『加圧トレーニング指導者はまず自分自身に厳しくすること。自分自身が加圧トレーニングをやりこんでまず健康になること。健康でなければ何もできない。そして加圧トレーニングで得た健康・喜び・幸せを他の人達に分けてあげましょう』という主旨の御話でした。
これはまさしく空手指導者にも当てはまる事だと思います。まず自分自身が一生懸命稽古する事、そしてそこから得たものを道場生の皆さんに伝えていくことが指導者の役目だと思います。自分自身の稽古はせずたるんでゆるみきった腹を揺らして組手をすればすぐ息切れする。
身体は素人目を誤魔化す程度しか動かないので口先ばかりが達者になり綺麗な言葉を並べ立て出来る事は身体は動かさずに号令をかけるだけ、世の中にはこんな『空手のセンセイ』が溢れかえっています。(極真会館にはいないと信じていますし実際いませんが)。
私も空手の指導者として、加圧トレーニング指導者として更なる精進をしなければならないと再確認できた、そんな素晴らしい学会でした。(すいません、今回笑いなしです…)。では又次回をお楽しみに!