2011/1/24
中村昌永三段
押忍。指導員の戸谷です。
遅くなりましたが明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨年のことになりますが、秋期関東大会で、スタッフ・審判として中村昌永選手がいらっしゃっていました。
中村選手は兵庫・大阪南支部中村道場の職員をされていて、拠点は関西になるのですが、関東地区で行われる行事や稽古などにも積極的に参加なさっています。
本部合宿、強化合宿のみならず、自分の支部の人間が一人も出場しない関東の大会にスタッフとして遠方から足を運ばれるその姿勢には頭が下がります。
昨年はアジア大会軽量級で優勝し、全日本大会では世界大会ベスト16のヌルガマメド・マメドフ選手を真っ向からの打ち合いで破り、選手として大きく飛躍されていました。
組織に携わる者として、また選手として、見習うべきところが非常に多いです。
中村選手は地顔が笑顔で、普段は飄々としています。
稽古が終わって「いやぁ、キツかったですねー」と言っているときも、表情は変わらず、疲れた素振りも見せず、その飄々としたところが逆に強さを感じさせます。
そして一度組手になると、全身全霊で真っ向から打ち合いにいく、精神的な瞬発力も持ち合わせています。
今年、世界大会の切符がかかった全日本ウェイト制において、城西国分寺勢にとっても大きな壁となる選手ですが、その活躍は注目です。