2009/8/15
観に行って来ました


こんにちは、江口美幸です。

先日、K―1を観に行って来ました。
以前うちの選手稽古に参加していた城北支部の清水賢吾さんや渡辺理想さんが、キックルールでの練習をはじめていたのですが、その二人がK−1のオープニングファイトに出場することになったのです。ちなみに、極真世界大会第二位のヤン・ソウクップ選手は、K−1ルールではデビュー戦にも関わらず、前回のチャンピオンと当たることに。
これは、是非とも応援しなければいけません。子供連れだったので、アンパンマンの絵本、おやつを山のように持って、行って参りました。

清水さんの試合が2試合目で一番早かったのですが、始まってすぐに・・・開始30秒もたっていないと思いますが、ひざ蹴りで相手をKO!そりゃもう盛り上がりました。次の理想さんも見事に判定勝ちをおさめました。彼らしく、大技をばんばん繰り出し、そのたびに会場は「おおー」と沸きました。そりゃもう盛り上がりました。周りは城北支部の応援団の人達ばかりだったので、いっしょに大喜びしました。

ちなみに、私の二つ隣の席に並んで座っていたのが、同じくキックを練習している、元世界大会代表の佐藤匠さんと洪太星さんでした。この二人とも185センチを超える巨人達が、私のすぐ前に座らなくてよかった・・・と思いながら、彼らとしゃべりつつ観戦していると、本部の日比野丈二先生が来られて「あ、ここの席だ」と指差したところが、私と佐藤さんの間の席でした。しかしその席は、佐藤さんの膝が横からはみ出ていて15センチくらいしかスペースがなくなっていました。
皆がその狭いスペースを見つめて5秒ほど沈黙があり、佐藤さんは(どちらかというと洪さんが)ちゃんと空気を読んで、二人でそそくさと他の席へ移っていきました。うん、偉い。先輩には譲らなくてはいけません。しかし移った先の席でも途中で「そこ僕の席です」と他のお客さんに言われていて、ふらふらとさまよっていました。体が大きいのもなかなか大変です。

何人か出場した中でも、ピーター・アーツ選手はとても人気がありました。彼が入場してきた時は、たくさんのお客さんが彼の近くに殺到し、写真をとるわ、アーツ選手に何だか色んなことを叫びながら手を振っているわで、その熱狂ぶりには、少しびっくりしました。そして、アーツ選手の試合が終わったら、最後まで観ずに帰ってしまうお客さんもいました。これまたびっくりです。
清水さんや理想さん、洪さんも、同じステージで戦うのだから、いつかこのぐらい人気が出たらいいなあ。匠さんは・・・そうですね、ビジュアル的に難しくても、キャラが立っているので頑張って欲しいです。

ヤン選手は、前田慶次郎選手(改名して、京太郎選手になってました)と戦って、すごく善戦しました。正直、彼は本当にこのルールでのデビュー戦なのか?と思ったくらい、動きが素晴らしかったです。途中までポイントで勝っていたくらいだったのですが、途中で、京太郎選手のカウンターのようなパンチをもらってしまい、ダウンを取られてしまいました。ああ、惜しい!
しかし、極真のトップ選手である適応力はすごいものがあるなあと、今回改めて感心しました。まあ、まずは基礎体力やパワーがすでに群を抜いているからでしょう。その道のルールでずっと練習し、戦っているトップ選手とぶつかり、ある程度通じてしまうというのはすごいことです。

・・・それから、改めて、ダンナさんの声の通りはすごいです。会場中に響く声というか、丹田から声を出すので、びっくりするほどよく通ります。こんなところで、普段の基本稽古が役に立つのか・・・私はすぐに喉が痛くなってしまうのに。悔しい。私も頑張らねば!と思った次第でした。おしまい。